下村大輔(やる&たい)ノート

やる&たい=PLAY AND WANT

『双極性障害と創作』

 その頃は毎日毎日一日中落書きばかりしていました。道具はボールペンやクレヨンを使ったものだったのですが、ある日なぜか水彩絵具で森を描き始めました、一晩かかって画用紙いっぱいに森を描ききって疲れ果てて眠りにつきました、とても安眠したのを覚えてます。そして次の日の朝がばってベットから起き上がると自動的になぜか三原色で星の絵を描きました。そして『できた!』って思ったのです。
 朝から晩まで字ばっかり書いている時期もありました。支離滅裂な言葉を書き殴り続け、そうしてやがて『僕は自分に正直で素直でやさしい人になりたいです。』と書けた時、身体中がふわって楽になり文字を書く時期が終わりました。
 普段本なんて全然読まない僕ですが、頭が混乱した時衝動的に図書館に行く事があります。その時も冷静じゃないのではっきり覚えてないのですが咄嗟的に図書館へ行き、がばって何冊もの本を取って机に山積みにしてペラペラ見ててその中の宇宙についての本の土星の写真を見つけた時に『これかぁ』って思いました。後から考えれば真理っていうものをビジュアル化した形が土星の形で、真理を発見した感じだったんだと思います。一週間ぐらいその写真を見てトリップしていました。そしてその土星(裏にこれかぁと書いて)を大量にコピーして会う人会う人に配り歩いていました。
 ひきこもっていた時の不思議な体験をお話にしたのが童話『うさぎ犬』、何回も死んで何回も生き返る自分の事をネタにしたのがプロット『男』です。
 それから今だから妄想だとわかるのですが、頭にネガティブな考えが次々浮かんでそれがどんどん大きくなってとにかく追い詰められて気が狂いそうになった時つくったのが映画『ななめ上前向き』です。姉はDVで離婚、僕は精神疾患でひきこもり、妹は不倫、親父は海外で単身赴任。そんな家族みんながボロボロの時つくった映画が『家族物語』、少し元気になったり調子が悪いのを繰り返して、そして自殺願望がマックスになって、でもただ死んでしまうのは嫌で日本刀で斬り合いの決闘をして自分で頭取って死にたいと思ってつくったのが『サムライまつり』、そして、これを完成させたら世界を救えると本気で思っていた躁状態の誇大妄想の時つくったのが映画『春 男と女、』(未完)です。
 以上説明でした。こんなもの余分ですが。

 それでは、YOU TUBEで下村大輔(やる&たい)で検索して映画やら音楽を見てもらえたら嬉しいです。是非!